合併症 (2)
ダウン症児で心配される合併症として以下のような物があげられます。 医学的所見として、以下の物があげられます。 先天性心疾患、肺高血圧などの心臓・循環器の疾患、消火器の奇形、白内障などの眼科系疾患、難聴、浸出性中耳炎などの耳鼻咽喉系疾患などになりやすいなどがあり、専門医での検査が必要になる場合もあります。(*1) 専門医については聞くまっしシステムにご協力いただいている小児科医、産婦人科でご相談されるか、きくまっし相談受付までご連絡いただければご紹介出来るかと思います。
ダウン症児には、生まれながらに心疾患を持った先天性の心疾患を持った子供が40~50%といわれています。
質問の心房中隔欠損(20~30%)以外にも、心室中隔欠損(40%)、ファロー四徴(10%)、動脈管開存(10%)、などが見られます。
(カッコ内はダウン症児に発生するおおよその比率)
中隔欠損の場合は肺から来たきれいな血液が心臓と肺の間を空回りしたり、肺高血圧を伴い心不全の原因となったりします。
心臓の検査は、レントゲン写真、心電図、超音波検査などが一般的ですが、カテーテル検査などの精密検査が必要になるときもあります。
詳しくは、手術を行う必要があるのか、またその時期など、定期的に経過を観察するなど専門医と相談してください。
手術が必要となった場合でも、年々成功率が高くなり、9割以上が成功している病院もあるようです。
心臓の手術は成功で完治したわけではなく、そこからがスタートですので、専門医とよく相談し心臓への負担を少なくする工夫が必要です。(*1)
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