ピアノの発表会

日常

先日ピアノの発表会にダウン症のめぐみさんが出ると聞き、金沢21世紀美術館へ行ってきました。
シアター21という施設で、よく発表会などで利用されてます。

舞台の一番後ろで聴いていたのですが、めぐみさんの緊張してるのがわかりました。見てる私も緊張してしまった(笑)
ミスする箇所もありましたが、しっかり最後まで2曲弾いてくれました。
(リハーサルはノーミスだったらしい。う~ん、やっぱり本番て緊張するよね)

なんというか、普通に、ちゃんと、上手に弾いてました、ダウン症とか関係なく。
健常の子(人)たちに混じって、みんなと同じように。
客席で見てる人はダウン症って思わないかも。
すごいなぁって思いました。障害者枠みたいなものじゃなくて、普通に発表会で披露してる。
”すごい”なんて陳腐な表現ですが、ホントすごいですよね!
だってピアノですよ、ピアノ。誰でもできるもんじゃないです。
私なんか小学校の時1ヶ月でやめました、ここだけの話(笑)練習しなきゃいけないし、何回やってもうまくできないところはうまくできないし。指は思ったように動かないし。
ダウンちゃんは手も小さいだろうに、筋力も弱いだろうに、ピアノですよピアノ!
他の人以上に練習したんだろうなぁと、ここまでになるには相当の時間かかったろうなぁと。

他の観客が気づかないかもしれない大きな感動を覚えながら、休憩時間にちょうどめぐみさんが居たので声をかけたら「ありがとうございます」としっかりしたお礼を言ってくれました。
もうさすがです。

「ウチの娘もなんかやらせよ~。」
と単細胞な私は思いました。
今からなにか本人が楽しんでできるものが見つけられたら、もしかしたら20年後30年後に上達してるかもしれないし。上達しなくても本人が一生付き合えるものがあったら人生は少し豊かになるかもしれない。
その”なにか”を見つけるのが大変だけども。

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