第一回施設見学会・座談会に参加しました その2

午前中に施設見学をし、昼食後、座談会がありました。
卒業生のお母さんで長年PTAの役員をしてくださった方のお話でした。
(現在は”手をつなぐ親の会”の事務局でお仕事されているそうです。)
お子さまは高校を卒業して、作業所に通われているとのことで
一日のスケジュール、休日の過ごし方などお話してくださいました。

この方は、ディに通っている頃から就労のことを考えていたそうです。
ディ=遊び
就労=仕事
なので分けて教える必要はある一方、仕事に毎日楽しく通ってくれるかも心配。
「仕事だから」きちんとやる、しっかりやる、ということを教えることも大事だけど
その子その子に合った説明でいいのでは、とのことでした。

親ができるサポートは声掛け。
その日にあったことを聞いてあげる。
困ったことを伝えれないなら、見てあげて気づいてあげる。
なにか問題があった時、親が気づいてあげることが大事とのことでした。

質疑応答で気になったものをピックアップします。
●作業所から帰宅後、仕事をされているご両親が戻るまでの時間はどうしているか。
   ・急な残業のとき、実家に頼る。
   ・送迎バスを最後の方にしてもらう。
    *日中一時支援、移動支援、ショートスティなどを利用するという方法もある。

●成人したときの手続きは?
   ・ディサービスの利用は、18歳までだけど高校卒業までは利用できる。
   ・18歳になると障害児から障害者になる。
   ・年金手続きをする必要がある(卒業間近に学校でも軽く説明がある)
      →内科の先生か精神科の先生の診断書が必要になる。
      →20歳の半年前から書類の準備を始める(必要書類は児相で確認)。

●ショートスティの使える事業所が少ない(見つからない、申し込んでも急に使えない)。
   ・金沢市の便利帳に記載されている(コロナで変更している可能性あり)。
   ・緊急の時→地域生活支援拠点に指定されている施設の利用可。

●就労時、複数の事業所を利用できるのか
   ・複数利用は認められているが少ない。
   ・肢体不自由の方で複数を利用されてる方はいらっしゃる。
    (入浴サービスのあるところと無いところなどサービス内容に合わせて)


高校卒業後子どもたちがどういう生活を送っていくのか、親としてはすごく気になるお話で
実際の先輩ママのお話はとても参考になりました。
成人になったあとのことや手続きなどもなんとなくぼや~っとしかわかっていませんし。
学校やPTAがこういう会をしてくれるのは勉強になります。
10月末にもう1回見学会があるので、いろいろ勉強したいと思います。

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